稀勢の里勝てない原因の怪我の状態は?このまま悲劇の横綱になってしまうのか

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うだるような暑さが好例の名古屋場所、横綱稀勢の里が絶不調です。原因は春場所で負った左胸から上腕にかけての怪我の影響なのですが、負けた相撲からはそればっかりじゃない印象もあって心配です。

テーピングを外して出場してはいるものの、怪我の状態は芳しくなさそうです。日本中を稀勢の里フィーバーに巻き込んだ連続優勝から一転、相撲の歴史に名を残す悲劇の横綱になってしまうのでしょうか。

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【ものすごく嫌な負け方】

名古屋場所5日目、稀勢の里はこれまで15連勝していた勢に敗れて足首を傷めるおまけつきの3敗目を喫してしまいました。

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初日の御嶽海戦は今いちばん力をつけてきている初日に当たりたくない嫌な相手に一気に持っていかれ、3日目の栃ノ心戦は力自慢のノシンさんとの力比べに負けたという感じでしたが、5日目の勢戦ではやっと差せた左はあっさり廻しが切れ、小手投げを食らって土俵下です。

勢戦の負け方が非常によろしくありません。横綱昇進前の負ける気がしない稀勢の里だったら瞬殺できる形になりかけていたのに、小手に振られて左上腕がねじれる形になった途端に力が抜けてしまったように見えます。

土俵に上ったとき、優勝したときに見せていためんどくさそーな顔を作って見せてはいますが、どこか自信をなくしているような気弱な雰囲気が漂っています。

連続優勝の頃の満点笑顔が遠い過去のことのよう。もはや笑ってる場合ではない。横綱に昇進したことで相撲に専念したいと大関時代から付き合っていた女性とお別れしたということなのに、これでは別れ損ではないか。

【怪我は公表より重いらしい】

稀勢の里は怪我した左胸と上腕について「筋肉損傷」と発表しています。しかし、力を入れたときに胸と肩の間にへこみが出来ると指摘する親方もいて、「そこがへこむのは筋肉が断裂してる証拠」とのこと。

筋肉断裂となるとかなり深刻です。2013年九州場所で当時大関だった琴奨菊が松鳳山戦に勝ったものの倒れた弾みで右の大胸筋を断裂させてしまい、大きなテーピングを施しながら土俵に上がり続けるものの2桁勝ち星がなかなか出せずにずいぶん長いこと苦しんでました。

大関は休めは番付けが落ちるけど相撲はとれる。横綱は休んでも番付けは下がらないけど横綱の責任が果たせず引退の足音が忍び寄る。

場所前に横審は「名古屋を全休してもいいから怪我を治すことを優先して欲しい」としていたのですが、人一倍責任感の強い稀勢の里が横審の言うことを聞くはずもなく「だんだんいい感じに仕上がってきている」とそら吹いて出場したものの、どこがいい感じなんだ相撲になってませんがな。

場所前の稽古不足が影響しているのではと思われますが、あんなに稽古をしてきても寝溜めが出来ないのと一緒で地道に毎日稽古しないとダメなもののようです。

横綱に昇進するまでほとんど怪我をしないことが強みだった稀勢の里が、なんであの場所あの一番でこんな大怪我をしてしまうんだか…(涙)

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【このまま悲劇の横綱に?】

稀勢の里人気の理由の一つは、そのドラマチックな土俵人生にもあると思います。大関昇進場所直前の師匠の急逝、それにもめげずに大関に昇進するも親方の名跡問題の巻き添えを食って夜逃げ同然の部屋施設の引越し。あと一歩のところで逃し続けた悲願の初優勝と横綱昇進。手負いで勝ち取った奇跡の連続優勝…。

手負いの横綱といえば、当時の小泉首相が「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」と叫んだ2001年5月場所の横綱貴ノ花の優勝を思い出します。

14日目に右膝の半月板損傷の大怪我をしてしまった貴ノ花は周囲の反対を押し切って出場した千秋楽の結びで武蔵丸を破りました。この膝は傍目に見るよりはるかに重傷で、ほとんど膝が外れている状態で土俵に上るどころか歩けていることが不思議なくらいだったといいます。

貴ノ花は次の場所から大相撲の歴史で最長の7場所連続休場に入ります。そんだけ長い休場を続けているといろいろと批判も出ましたが、横綱らしい相撲が取れない身体で出るべきではないというのが貴ノ花の信念でした。

稀勢の里は本場所はもとより地方巡業のチケットも発売と同時に完売するほどの相撲人気を支えている自負があるからこそ、休まずに土俵に上ることにこだわります。

しかし、横綱らしい相撲がとれないまま土俵に上ったとて、結局土俵人生を縮めてしまいかねません。このままだと新横綱で優勝した春場所が土俵人生最後のひと華になりはしないか。そんなことになったらこんなに悲しい横綱もいないでしょう。

思うように相撲が取れない本人が一番苦しいでしょうが、ファンとしてはこれ以上の無理はして欲しくない。万全の状態で15日取りおえる稀勢の里の復活が待ち遠しいです。

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