大砂嵐が無免許運転事故での引退でその後は?残念でもありやっぱりなでもあり

お相撲

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大嶽部屋の元関取大砂嵐が1月に起こした無免許運転での事故により引退することとなりました。

遠いエジプトから意気揚々とやってきて、相撲の細かなルールが分かってないんじゃないかという荒っぽい相撲と、調子のいい時は自力が違うと思わざるを得ない爆発的なパワーが持ち味の個性豊な力士だっただけに残念と言えば残念です。

ただ一方で、やっぱり相撲の世界には向かなかったんだね…とため息混じりに思ってしまうところもあります。

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【嘘の上塗り失敗?】

1985年に水戸泉(現・錦戸親方)が起こした人身事故をきっかけに力士は車やバイクの運転を禁じるという規則が定められました。関取衆が朝稽古に行くのにもっぱら自転車や電車を使うのはそのためです。

お正月気分真っ最中の今年1月3日、大砂嵐は昨年結婚したばかりのエジプト人妻に雪を見せてあげたいと後援者に車を借りて長野にでかけ、そこで追突事故を起こしてしまいました。幸い怪我人はありませんでしたが、嫁さんは妊娠中とのことでした。

力士の運転禁止は相撲好きなら誰でも知ってることなわけで、それを承知で車を貸した支援者もどうかと思います。

警察の調べに対し大砂嵐は「自分は運転してなかった」と言ってましたが、防犯カメラの映像などから大砂嵐自身が運転していたことが明らかになります。大砂嵐は「ボク、国際免許持ってるもん」とも言ってましたがこれはすでに失効していたため、無免許運転での事故でした。

大砂嵐はこのことを親方に内緒にしたまま初場所に出場。警察から連絡が入ったことで初めて親方が事態を知るところとなりました。大砂嵐はくだんの嫁さんとの結婚も親方に黙っていたので、親方はまたもや恥をかかされてしまったわけです。

相撲協会は何度か大砂嵐を呼んで事情を聞きましたがそのたびに言うことが違うため不信感の塊になっちゃいました。それでなくても日馬富士の一件でごたごたしてるのにね。

大砂嵐が協会に対して正直に「事故っちゃいました ごめんなさい」と早く言っていれば、もしかしたら長期の謹慎でまげを切るところまではいかなかったのかも知れませんが、保身のための嘘を吐きすぎたことが災いして引退勧告という処分が下り、それを受け入れる形で引退が決まったようです。

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【大砂嵐は相撲に向かない?】

アフリカからはまだ力士が誕生していないことを知って「それならオレがなれば一番乗りじゃん!イェ~イ!横綱になってやるぜ!」とばかりに日本にやってきた大砂嵐ですが、頑張ってはいたんでしょうがやはり相撲社会は向いてなかったのかも知れません。

大砂嵐は敬虔なイスラム教徒ですが、イスラム圏の男性は他人に頭を下げることを嫌います。そのため自分の非をなかなか認めず、屁理屈をこねてしまうところがあると言われます。イスラムの言葉に「明日できることを今日するな」というのがありますから、報告ごとは後回しになりやすい。

また、陽気で明るく親切なのですが、日本人的な感覚では理解しがたい女性に対するルーズさもあります。大砂嵐も事故の報道後に「私が彼女だと思ってたのに!結婚してるってどういうことよ!」という女性が次々名乗りを挙げてましたね。

大砂嵐が超日本的な価値観をもつ相撲社会に溶け込むためには、これまでの人生観をぶっ壊すくらいの意識改革が必要だったろうと思うのです。

しかし、入門後はさくさく出世して早い段階から部屋頭になってましたから、部屋の中で頭を下げる相手は親方だけだったでしょうし、なまじっかパワーがあるが故にそこそこ番付けを上げて周りにちやほされたことでエジプトの常識は時として相撲社会の非常識だということを理解しないままだったのではないのかなと。


【大砂嵐の引退後は?】

膝の怪我で番付を十両8枚目まで落としていた初場所、大砂嵐は1勝8敗で途中休場したことでさらに番付けを下げて春場所は十両から陥落してしまってました。

結局、春場所の番付けが発表された後で引退を表明したわけですが、その後の去就はどうなるのでしょう。

現時点では引退相撲などは決まっていません。まげを落として元力士のエジプト人アブデラフマン・アラー・エルディン・モハメッド・アハメッド・シャーラン青年26歳(若っ!)に戻った後のことも現時点では未定ですが、嫁さんもエジプト人なわけですから故郷に帰ってSUMOのコーチなどをするのかも知れませんね。すでにエジプトでは有名人ですから。

千代丸を追いかけまわったり噛み付いたりしてちょっかい出す姿がコントみたいでほほえましかった大砂嵐。とある大学に呼ばれてイスラム文化を学んでいる学生相手に話をしたり、学生が片言のエジプト語で問いかけるのを一生懸命聞き取ろうとしている姿はとても誠実に見えていたのに、事故後の対応が嘘ばっかりだったというのが実に残念です。

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